備忘録のようなもの。

今日、起きたことや次にやりたいことなど個人的なことを掃き溜めるためのblog

ペット業界の懸念。

 最近、日本人が海外で密輸しようとして捕まったニュースをよく目にする。
自身が生き物好きという色眼鏡もあってか、こういったニュースにはすぐに飛びついてしまう。
 カワウソ10匹を密輸しようとした疑いで、日本人の男が逮捕されました。

 タイ・バンコク郊外の空港で11日、42歳の日本人の男がカワウソ10匹をスーツケースに隠し、許可なく国外に持ち出そうとした疑いで逮捕されました。男は警察の取り調べに対し、「カワウソが可愛いと思った。ペットとして自分で飼うためだった」と話し、販売する目的はなかったとしています。ただ、警察は、カワウソを10匹も持ち出そうとしていたことから、男が「運び屋」として密輸に関わっていた可能性があるとみて調べを進めています。

 

 
 今回はカワウソのみだが、2月28日にはカワウソ12匹、フクロウ5羽、タカ3羽といったケースもあった。また、具体的な日付は忘れたが爬虫類の密輸のケースも存在し、もちろん密輸は各地で行われているのであろうが、今回はタイ・インドネシア近辺に焦点を当てていきたい。
 
 突然だが、私の趣味の一つはアクアリウムだ!
最近は下火になりつつあり、市場規模が縮小していくのは寂しく思う。東日本大震災などをきっかけに止めた人も多い。ガラス箱に水を入れ、地震で割れ、水が漏れ、電源がショートする危険性などを考慮すれば、止めてしまうのは致し方ないのか...
 
 さて、そのようなアクアリウム界で熱帯魚の輸入といえば、アフリカ、北米、南米、中韓、そして東南アジア諸国
東南アジア諸国では盛んにブリードが行われ、日本にも多く輸出されている。
一般の人でもペットショップで目にする機会が多かろう魚といえば「ベタ」だろう。
名古屋城などで話題になっている"ガー科の魚"もまた安定的なブリードの確立が一因にあると考えられる。ワイルド個体のガーは数万円するが、ブリード個体の幼魚は数百円~2千円以内で購入することができてしまう。それに加えて、目先の利益だけを重視する心無い熱帯魚販売店により、大きく育つことも知らないような知識のない客に売りつけ、育てきれなくなった飼い主が放流するといったことが多発してしまう。
 
 密輸や外来生物の放流で一番の損害を被るのは誰か?
日本在来の生物、ペット業界、愛好家、農林水産業従事者だと思う。
 
 まず、日本在来の生物。
誰が考えてもわかるように海外の大きな個体が日本で定着したら日本の小さい生き物たちは消えていく。小さい個体でも生命力・繁殖力が強いのなら、それはいづれ在来種を食いつぶす。いつの時代も滅ぼしてきたのは人間であるだけに、人間の放流という行為で種の絶滅を助長しているということがとても悲しい。彼らは反抗できない。
 
 次に愛好家だが、彼らはそれぞれにやれ爬虫類やらザリガニやらガーやらなんやらと特定の種を愛している。真に愛している彼らは、それぞれ手塩に掛けて育て上げ、日々研究していると言ってもいいだろう。愛好家である彼らはまず放流などという愚かな行為はしない。なぜなら、その行為が生き物業界の、延いては自身を含む愛好家たちの首を絞めつける行為だと理解しているからだ。
愛好家というのは生き物の命に責任を持っていると私は考えている。
 
 農林水産業従事者。
千葉県の印旛沼カミツキガメが良い例になるだろうか。田んぼの畦道に亀の巣穴が掘られ、土壌をかき乱されてしまう。そのほかにも色々あるのだろうが、私のリサーチ不足なので調べあげたら後日にでも追記したい。
 
 最後に諸悪の根源とまではいかないが、原因の一つであるペット業界。
アクアリウム業界を中心に語るが、この業界は命を売ることで食べていける業界である。ましてやアクアリウムブームは過ぎており業績は低迷している。
水槽やその周辺器具は初期投資をしっかりすれば長く愛用することができる。
となれば、必然的に水草や生体を多く売ることで食いつなぐしかない。
故に知識を持たない素人に必要な情報がないまま売られてしまう。
 
 とりあえず今回の記事はこれくらいにしておく。
足りない頭では"ながら"執筆は構成がうまくできないし、読者に何を知ってほしいのか上手く書けた気がしない。今回は失敗作として投稿する。
記念すべき1回目の投稿だ。フハハハハ